6.「何をするか」決定的に決められずに、だらだら時間を過ごしてしまって…。

 今日は言いたいことがたくさん。

言っているだけではしょうもないので、昨日書いた「好きなものとして、うわー、いいなあ、浸かりたいな、という気持ちを満たす」について、進捗があったことをここに報告する。

LingQというアプリで、フィンランド語を入れている(これ自体は、もう数年前からやっていた)。そこで、フィンランド語版のハリー・ポッターの第一章の冒頭が掲載されていたので、よし、これを読もう、と思った。

しかしこういう「難しいことへのチャレンジ」を決意する時、今までであれば必ず頭をもたげることがあった。こんな感じ。

「確かに、難易度の高い、でも、ネイティブスピーカーが当たり前に読んでいる文章からいきなり触れることは、有益なはずである。だって、僕の最終目標は、自然なフィンランド語を、自然に読み書きできる、話せるようになる、ということなのだから。いきなりぶっつけ本番の方が燃えるはずなのだ。それに、教材むけの、簡単なフィンランド語は、全然面白くない。たとえ勉強のためだとしても、これだけがソースだ、というのはいくらなんでもつまらなすぎる。…いや、でも、こんな難しいものにいきなり取り組んだら、全然進まなくて、途中で挫折するんじゃないか。それに、今から取り組む文章が特殊すぎて、必死で取り組んだはいいものの、実は全然使えない言葉を身につけてしまったりしたらどうしよう。やっぱり、本当に基礎的な文章から学んだ方がいいかもしれない。いや、でも、つまらないんだよな。架空の主人公が、空港につきました、トイレはどちらですか、ヘルシンキ大学で学んでいます、私には二人の兄弟がいます etc…だなんて、いや、確かに実用性はあるかもしれないけど、うーむ。ていうか、実用性、ってなんだ、せっかく新しい言葉を身につけるのに、つまらないことばっかり言えるようになってもしょうもないじゃん。うーん、でも、特殊ケースばかり学んでも…。うーん…」

とかなんとか考えて、結局、その場では、Twitterかなんか開きはじめちゃって、こう、「何をするか」決定的に決められずに、だらだら時間を過ごしてしまって、なんとなく本をパラパラめくったりして終わって、なんだか、うやむやで、全然学習なんか進んでない、という。

いやはや、こうして言葉にしてみると、本当に、こんな感じで、今まで、20何年間やってきてますね。

そこで、もう、考えるのをやめて、いいや、無駄になっても、もう、やっちゃえ、ということで、ハリー・ポッターの冒頭の文を丸暗記することにした。これ、他の言語でも、ずっとやりたいことだった。外国語で、何か長い文章をスラスラと暗唱できるということ。

もちろんさ、もっと理想的な文章、ってあるのかもしれないよ、大統領の格式高いスピーチとかさ、なんか、もっと、古典から引用した教養のある文章とかさ。

でハリーポッターなんて特殊で子供っぽくて、と思っちゃうよ。

でも、いいじゃん、もう、と。

好きだし。

みんな知っているし。

他のメジャーな外国語でも、ほぼ100%テキストが手に入るし。

というわけで、意を決してやることにした。

すると…。

と、ここで15分なので、また明日、続きは書きます。

持ち歩く勉強道具を固定する、ということについても明日書こうかな。

※※※

「じっくり向き合う時間がある」、ということって、言語学習にとって何よりも大切である。でもそれは、1日の中のまずは15分でいい。ただそれを、必死で、たやさないように、守り切ること。いつか調子は悪くなる。いつか忙しくなる。その時のために、「これだけは意味がなくても必ずやる」ということを、今、一つ、用意する。

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